どこの家庭にも、もしくは友人や恋人でも、そのつながりの中でしか通じない言葉があると思います。略語であったり、「あれ」とか「それ」とか「あの木」とか。
例に漏れず、ウチにも存在します。
そしてそのほとんどは、父によって創造された言葉、つまり造語です。
「創造された言葉」と書くと、とても高尚なもののようですが、実際はとてもベチャッとしたもののオンパレードです。
まずは、説明なしで並べてみたいと思います。
ブンチャ
ぱーい
さーん
ガーヨちゃん
ねんコロッケ
チボン
豚まん
タタコン
ピンピョン
リンリン
キョトトンちゃん
これらは全て、W家(ウチです)では日常的に使われ、W家の者(呆けてしまったおばあちゃんを除く四名)であれば誰もがツーカーで通じるものです。
ひとつでも、意味がお解りになるものがあるでしょうか?
...ないです、よね?
では、説明します。
まずは「ブンチャ」。
これは、新聞の事です。
「ブンチャとって」「ブンチャどこ置いた?」といったように使われます。
昔は新聞記者の事を「ブンヤ」と呼んだらしいので、お解りになった方もいらっしゃるかも知れません。
ちなみに「チャ」が何なのかは解りません。
次に「ぱーい」と「さーん」、
これは「(ごはんを)もう一杯おかわり」と「ごちそうさま(ごちそうさん)」を意味します。
そして「ガーヨちゃん」と「ね(寝)んコロッケ」、
少し高度になりますが「おはよう」と「おやすみなさい」と同義語です。
飲んで帰って余りに眠い時は、「コロッケ...」と消え入るような声で言いのこし、寝室へ消えていくのがお約束です。
「チボン」
こちらは解らなくて当たり前、というよりも解ったらW家の隠しメンバー(隠し子!?)を疑います。
亡くなった祖父のニックネームで、「チビでボンボン」が由来だそうです。
(酷い)
「豚まん」
これはもっと酷くて、呆けてしまったおばあちゃん(父の母)を影で(あるいはオモテで?)こう呼んでいたそうです。おばあちゃんの名誉の為に、説明は省きます。(...素直に想像すれば当たります)
「タタコン」「ピンピョン」
・・・私の小さい頃の呼称で、作詞・作曲 by 父 の歌まで存在します。
今でもごくたまに、「ピンピョン」と呼ばれることがあります。
由来は、、、おそらく私のオノマトペのイメージなのだと思われます。
「リンリン」「キョトトンちゃん」
・・・これらは姉の小さい頃のあだ名です。
こちらも、姉をイメージしたネーミングのようです。
いかがでしょうか?
これらはごく一部で、他にもあるのですが、思い出そうとすると思い出せません。
でも、英単語と一緒で、まずは基本から。
「頻出単語・基本の100」のようなものです。
まずは音読をして、書き取りを最低10回ずつ、それから日常で使ってみることが大事です。いつのまにか目をこすりながら「コロッケ...」とつい言ってしまったら、こっちのものです。
あ!!言い忘れましたが、この造語はW家以外では通じません。
よって、覚えたところで役には立ちません。
でも、私は忘れないように使っていきたいと思います。
あ、もう夜中の2時だ。
ねんコロッケします。
2 件のコメント:
パパ、とてもクリエイティブですね。
ひょっとして、フリーメイソンの日本支部長だったりして。
渡辺裕一さま
ギ、ギクッ...!!
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