2015年4月17日金曜日

Happy Aging



高齢化、とか、

孤独死、とか、

年金問題、とか。

私たちを不安にさせたり、憂鬱にさせたりする言葉は溢れているけれど。

以前、このブログの前身「拝啓、パープルタウンより」で「不安タスティック」という記事を書いたのが2009年のこと。
あれから6年が経った今も、世の中は不安を煽る言葉に満ち満ちています。
それは、消費を促す為だったり、戦争をする口実だったり、注目を集める為だったり、様々ですが。

Aさんはホワイト・ハウスに生まれ、

Bさんはダンボール・ハウスで生まれました。

Cさんはスーパーモデル級の容姿、

Dさんはスーパーの特売コーナー級の見た目。

そんな皆に唯一平等に与えられた宿命は「年を取ること」。

だから「アンチ」と言って抗わず、

ウルフギャングやピータールーガーのステーキ肉、

はたまた高級ワインのように

美味しく「エイジング」出来たら、

そんな「高齢人」が増えたら、

世の中とっても愉しいはず。


なんてことを、この動画を見ながら思いました。

36才になった私から、80才の私への手紙代わりに....。






2015年4月8日水曜日

皮に立てる爪 〜きまぐれオレンジロード〜

前述のように、このところ、早朝にパチッと目覚める体質になった。
今朝は6時台(最近にしては遅い方)に目覚めて、布団の中でゴロゴロしながら、山頂の霧のように頭の周りを漂う空想を掴んでみた。
それをそのまま文字型に固めて記事にしようと思う。
(大体いつもそんな感じなのですが)

昨夜、台所に水を汲みに行ったところ、甘夏の香りが漂ってきた。
親戚から送られてきたもののようだ。

今朝、ベッドサイド・寝起き雲にその甘夏が香りごと立ち上ってきて、色々と思い出したりした。
私は、柑橘類ではミカン以外にはあまり手を出さないのだが、それは単に「面倒だから」である。ミカンであれば、「食べたい」と「食べる」の間に隔たりがほとんどなく、思った時にパッとむいてポイッと口に入れられる。
それに比べて、もっと大物〜はっさくや甘夏、オレンジ等〜の柑橘系くだものは、まずあの硬くて厚い皮に爪を立てるのに躊躇してしまうのだ。
もちろん、うちにも「皮むき器 ムッキーちゃん」(←正式名称)はあるのだが、その「皮をむく」こと自体に「よし」と少し気合いが要るのだ。

ところが、うちの両親は少し違う。

父も季節になると、何かしらオレンジ色の大きなくだものを買ってきてはせっせと(ムッキーちゃんを使わず指で)むいて食べているし、母に至っては、中の 房の皮までむいている。(こちらはムッキーちゃんも使って)

特に母は、自分がすぐに食べるためではなく、家族のためにせっせとむくのが、子供の頃は理解できなかった。
大体は、むかれたものはタッパーなどに入れられて、好きな時に食べられるようにしてくれているのだが、ひどい時には母がむいていく側から父や私や姉がパクパク食べていく、なんてこともあった。

あまりのことに、何度か聞いたことがある。

「こんなさあ、むいた側から食べられちゃってムカつかない?」と(食べながら)。
母は決まって「ムカつかないわよ。だって食べてもらう為にむいてるんだから。」と言う。

私はまだ、そこまでの境地には至っていないが、最近ではその気持ちが少しわかるようになってきた。自分のためじゃなくて、誰かに食べてもらうためにむく気持ち。
多分、自分で食べるよりも丁寧にむくんだろうな。

いつか、爪を立てるのに躊躇がなくなった時に、母に近づけるのだと思う。


※動画と記事タイトルは、本文とは特に関係ありません。
同じスタジオぴえろでも、クリィミーマミと違って見てなかったし...。
きまぐれオレンジロード 「もぎたての恋」



2015年4月7日火曜日

散歩小景〜黒猫編










この写真は、神田川散歩を始めた2013年のものだけど、
いつも挨拶を交わしていた黒猫ちゃん(本当にニャーと返事をしたのです)は、
今ではもう見かけない。この前はその代わり、同じくらいの大きさのカラスが同じ位置にいて、「あ、黒猫ちゃん?」と近寄ってから気付いてビクッとした。
今頃、なにか別の黒いものに生まれ変わっているのだろう。きっと。






2015年4月4日土曜日

The Power Of Love


2015年の今年は、『バック・トゥ・ザ・フューチャー2』の中で「超未来」として設定されていた年です。























デロリアンはともかく、ホバーボードすらまだ叶っていないよ〜。




...と思っていたら、出ていたんですね!

こちらが今回開発されたホバーボード!
伝説のスケーター、トニー・ホークが試乗しています。





でも、マーティやドックもびっくりの「スマホ」や「スイカ」を当たり前に持てるこの「未来」にいても、もっと先の未来でデロリアンが発明されても、人間の原動力になるものは、結局変わらないんだろうなー、と思います。


"The Power Of Love" Huey Lewis & The News 



The power of love is a curious thing

Make a one man weep, make another man sing

Change a hawk to a little white dove

More than a feeling thats the power of love


Tougher than diamonds, rich like cream

Stronger and harder than a bad girls dream

Make a bad one good make a wrong one right

Power of love that keeps you home at night



You dont need money, dont take fame

Dont need no credit card to ride this train

Its strong and its sudden and its cruel sometimes

But it might just save your life

Thats the power of love

Thats the power of love


First time you feel it, it might make you sad

Next time you feel it it might make you mad

But youll be glad baby when youve found

Thats the power makes the world goround


And it dont take money, dont take fame

Dont need no credit card to ride this train

Its strong and its sudden it can be cruel sometimes

But it might just save your life


They say that all in love is fair

Yeah, but you dont care

But you know what to do

When it gets hold of you

And with a little help from above

You feel the power of love

You feel the power of love

Can you feel it ?

Hmmm


It dont take money and it dont take fame

Dont need no credit card to ride this train

Tougher than diamonds and stronger than steel

You wont feel nothin till you feel

You feel the power, just the power of love

Thats the power, thats the power of love

You feel the power of love

You feel the power of love

Feel the power of love



2015年4月3日金曜日

Weather report


気象情報をお伝えします

関東地方のお天気は 

曇り 時々 晴れ

曇り ところにより にわか雨

晴れ 時々 曇り

雨 ところにより 晴れ

あられが 降るかもしれません
みぞれ の可能性もあります
ひょうには 充分 ご注意ください

集中豪雨となりそうです

その後 快晴となるでしょう

各地の気温を見てみましょう

−5℃ 20℃ 100℃

春らしい陽気となりそうです

真夏日となるでしょう

秋雨前線の南下が遅れております

強い寒気が流れ込みます

降水確率を 見てみましょう

20% 40% 90%

お出かけの際は 傘を忘れずに

洗濯物が よく乾くでしょう

小春日和となるでしょう

南寄りの風が吹くでしょう

ちなみに 当方

気象予報士の資格はございません



2015年4月2日木曜日

〜東京桜景〜 Kanda River Walk

本当のお引越し(というか、帰国)をしたちょうど二年前の春、
5年半ぶりにいわゆる「ちゃんとした会社」に勤めることになった私の
一番の不安材料は、満員電車の憂鬱でも、日本型スクエア・ヘッドになってしまうことへの恐怖でもなく、「毎朝ちゃんと起きれるのかどうか」ということでした。
(NYでも早起きはしていたけど、「定時」がキチンとしていなかったので)

面接時に始めて訪れた、青空にそびえ立つ某社のビルを見上げて、活版印刷という時代に逆行する超絶アナログな環境から、最新のエレクトロニクス(?)技術を持つ会社の超絶ハイテク環境へ急に身を移すことになった可笑しさを感じてました。

そしてなぜか、NYの大企業を舞台にマイケル・J・フォックス扮するメッセンジャーボーイが重役へと登りつめて行くコメディ、「摩天楼はバラ色に」と、同じくNYを舞台にした、メラニー・グリフィス主演の似たようなストーリーの映画(説明が雑...)「ワーキング・ガール」を重ね合わせて、アドレナリンがザワつきました。

単純な私は、その興奮のまま美容院へ駆け込み、昔から私のこうした衝動的かつ時代感無視なノリに応えてくれる美容師さんに、80年代の「パワー・ウーマン」のような髪型にして貰いました。(笑う所です。自分では大変気に入っていたのですが。)

それはともかく、「朝、起きれるかなあ〜?」と心配する私を見て、母が「じゃあ特訓しようか。これから会社が始まるまでの1週間、毎朝5時半起きで神田川沿いを歩こう。」と提案してくれました。始めは「無理。。」と思っていたのですが、始めてみると、神田川沿いに溢れる小さな季節感と、おでこに朝日を浴びる気持ち良さ、神田川の清々しいせせらぎにすっかり夢中になってしまいました。

おかげで、会社が始まってからもしばらくは、神田川散歩をしてから出勤して、それでも8時くらいに着いてしまうので(定時は9時半)、会社に入っているタリーズでモーニング・コーヒーを啜りつつ「ワーキング・ガール」気分を味わっていました。(あくまで気分のみで、実際は仕事の超絶早い同僚Hさんにハッパをかけられるマヌ子でした)

そんな神田川散歩(Kanda River Walkとも言うらしい。そのままだけどw)も、いつしか会社に慣れるにつれて減って行き、残業を繰り返しはじめた頃には、神田川沿いの季節どころか自宅の庭の花の移ろいにすら気付かないようになっていました。
(別に会社が悪いわけではなく、自分のせいですね)

会社を辞めて早や3ヶ月、最近なぜか なぜだか、ご老人もびっくりの早朝〜4時とか5時台〜に起きるようになってしまったのですが、今朝も5時にパチッと目が覚めたら「そうだ、神田川行こう!(そうだ、京都行こうのノリで。ずっと近いけど。)」と思い立ち、先日買って"眠らせて"おいた(そう、ワザと!)運動用のセットアップに着替えて、階下で庭いじりの準備をしていた母を誘い、繰り出しました。

長〜い前置きになりましたが、、、
神田川沿い、今が素晴らしいですヨ!(みんな知ってるか。。)
薄ピンク色の花びらをヒラヒラさせて、「見て!見て!わたしこんなに咲いたのよ!今だけよ!」と言っているみたい。

神田川散歩はひとりでも行くのですが、母と歩くことの利点は、たわいもないお喋りをしながら、色んな花の名前を教えてもらえること、です。
一度では覚えきれないので、写真に撮って、それを誰かに伝えることで少しずつ覚えていこうと思います。

ちなみに、以下の画像に見える薄ピンク色のお花は、
なんと「さくら」と言うそうです。
....マニアック!!























※一番下の写真は、八百屋なのに看板は「イタリーファッション製造・販売 "雅"」という、深い謎に包まれたお店です。(ここで良く野菜を買う)



2015年4月1日水曜日

引越しのご挨拶

拝啓


麗らかな春日和が続いていますが、本日はあいにくの雨ですね。
お元気ですか?

この度、長らく住んだパープルタウン(NY)から
メトロポリス(東京)に引越しをして参りました。

といっても、もう2年前の事なのですが。

先日、私の脳内にも桜が咲き始めて、たわいもない小さなツブヤキを
フッと春の風に乗せてまた飛ばしてみたくなったので、
新たにこのような小部屋を作ってみました。

この都会の片隅から発信するひとり言は、
どこへ流れてどこへ辿り着くのでしょうか。

誰にも読まれなくてもいい、なんて強がりは致しません。
全ての人には理解されなくとも、届く人には届くような、
モールス信号のようなイメージで記して参りたいと思います。

それでは今後とも、宜しくお付き合いください。


敬具