妊娠を疑ったのは、去年の7月の半ば。なんだか胸が張るなあ〜と思ってドキドキ検査薬を使ってみたら、見事的中。それからクリニックで正式に診断してもらい、妊娠6週目ということが判った。調べてみると、一般的にツワリが始まるのは5、6週目からということで、いつ襲ってくるのかわからないその未知の症状にビクビクしながら過ごしていた。
その頃ちょうど仕事で大量の納品依頼があり、「どうか納品までは始まらないでください・・・神様ツワリ様」と心の中で拝んでいた。実は身体の不調というか、どう考えても本調子ではないことは感じていたのだが、だましだまし頑張って、なんとか無事納品することができた。それが8月6日。ちょうどリオ・オリンピックが始まった頃だった。
納品を済ませた翌日から、早速じわじわとそれらしき波が押し寄せてきた。
(余談だが、仕事を続けているとツワリが軽い、というのは本当かもしれないと思った。年末に風邪を引くのと一緒で、緊張感がある程度の抑止力になっているというか。。)
クリニックでは「ツワリで病院に来てもらっても特にお薬とかはないから、とにかく休むしかないのよね〜」と言われていたので、ひたすら家でゴロゴロしていた。
そんな時、風邪なんかだと本や雑誌を読んだりしてそれなりに楽しめるのだが、なんだか細かい文字を読む気にならない。かといって、シーンとした部屋で寝そべっていても発狂してしまうので、テレビをつける。オリンピック一色なので、なんとなく見てしまう。安室奈美恵のオリンピックのテーマソングが流れる。「きみ〜だけ〜の〜 ためぇ〜 のヒ〜ロ〜」アムロちゃんに全く非はないが、この曲を聞くと今でも少しオエッとなってしまう。
こうして8月はひたすら低空飛行のローテンションで自宅療養し、オリンピックにやたらと詳しくなっていった。たまにオエッとなるけれど、それ以外はまあまあ普通の生活が送れるレベル。
そして8月も終盤に差し掛かったある日、「おや?これはもしかしてツワリ終わったのかな?」と感じた。そしてちょうど翌日、ニューヨークから一時帰国していた友人達と会うことになっていたので、「ツワリも終わって、友達とも遊べるようになったぜイエイ!」と調子に乗って、川崎の岡本太郎美術館にまで遊びに行った。
この日は終始調子が良く、帰りに夫へのお土産としてミスター・ドーナツを買って帰った。「終わったんだ、私のツワリ、終わったんだ!」と幸せを噛み締めながら床に着いた。
そんな幸せキブンの私をドン底に突き落としたツワリ・エピソードは次回!
乞うご期待!(^0^)
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